前回に引き続き、煮干しなのか、いりこなのかを、私なりの考察でご紹介いたします。
2つめは、サイズ説です。
近畿地方より西の西日本で聞かれる「いりこ」の呼称ですが、中国地方ではまた別の呼び方があり、4cm以下の大きさを「カエリ」、5cm以上を「いりこ」と呼びます。
「これはいりこなのでうちは要りません」と言われることがあり、最初の頃はどういう意味なのかさっぱり分からず混乱したものでした。背中の黒い「背黒」というのも全国共通の呼称があるので、背中が黒くない6～7cm程のものが「いりこ」と呼ばれているイメージです。
中国地方は長くいりこを取り扱っている業者さんが多く、各社で文化が異なることがあり、呼称についても業者さん毎に微妙に違ってきたりします。
しかし、中国地方に限っては、サイズ説は一部正解と言えそうです。