煮干しだし

おいしい煮干しだしの取り方

煮干しだし

「だしにぼし」のページにも、おいしい出汁(だし)の取り方を紹介しているのですが、ここではもう少し詳しく、おいしい煮干しだしの取り方を紹介します。煮干しだしは味噌汁が一番合いますが、煮物やラーメンにも合います。

煮干しの旨味成分のイノシン酸は硬水と相性が良くないので、ミネラルウォーターではなく(できれば浄水器を通した)水道水を使用してください。

魚の風味を強く出したければ2、3人分の料理に煮干しを7~10匹。水500mlに「だしにぼし」を25gくらい。
マイルドに抑えたければ5~7匹でいかがでしょうか。

【1】通常の煮干しだしの取り方
煮干しでだしを取る場合、頭と腹をむしり取り、縦に二つに割って、一晩水につける『水出し』が、もっとも良いです。上品な出汁がでます。

① 煮干しの頭・内臓部分をむしり取り、身を縦に半分に割ります。
② 半分に割った身を水につけ、一晩置きます。

当社の「だしにぼし」のような良い煮干しを使用すれば、翌朝には黄金色に澄んだ、いっさい苦味や臭みがないだしができます。

一方、頭と内臓は取らず、水に一晩つけただしは、味噌や具を引き立てる味になります。具だくさんの味噌汁などに合いそうです。
当社の「だしにぼし」は質の良いにぼしなので、頭も腹もそのままでも問題ありません。

【2】煮干しの簡単な”だし”の取り方
頭と内臓を取り、水に5分以上つけてから弱火で10分程度煮ただしは、煮干しの風味をしっかりと感じる味になります。

① 鍋に水と煮干しを投入し沸騰させます。
② 煮干の頭・内臓部分を除去し、身を半分に割ります。
 (より簡単に出汁をとる場合は、この工程は省略可能)
③ 鍋に水と煮干しを投入し、水に5分以上つけます。
④ 沸騰させ、沸騰してきたら弱火で10分程度煮ます。
⑤ 煮立って泡やアクが出たらすくい取ります。
⑥ だしに色目がついてきたら完成です。

(参考資料)「長崎県漁業協同組合連合会」ホームページ