煮干し

きみは「煮干し」なのか。「いりこ」なのか。その3

長崎近海は、昨年末からイワシ類が湧いたように海に溢れ、それを追ってきた中型魚が面白いように釣れていました。大漁です。しかし、只今緊急事態宣言、まん延防止でどこもお店は閉まっています。せっかく釣れた美味しいブリやカマスがお店で存分に味わってもらえる機会が減ってしまい、大変残念でなりません。一刻も早くコロナが収束し、いつもの日常が戻ってくることを切に願います。

さて、今回も煮干しといりこの違いについて考えていきます。
3回めは、魚類説です。

私の経験上、「いりこ」はカタクチイワシのみに使われていると断言できます。

その1でもご紹介させていただいたように、「煮干し」にはマイワシ、ウルメイワシ、キビナ、トビウオ、アジ、サバ、カマス。エソ、イカなどがありますが、これらは「いりこ」とは言わないですよね。
カタクチイワシこそが「いりこ」であると言えるでしょう。

よって、今回の魚類説は正解であると思われます。

3回にわたって考えてみた「煮干し」なのか「いりこ」なのかをまとめると。
その1 地域説 =一部正解
その2 サイズ説=ごく一部正解
その3 魚類説 =ほぼ正解 という結論に達しました。
あくまで私の見解でございますので、新たな見解がありましたら、またここに書いていきたいと思います。