長崎漁場

長崎漁場

全国屈指の好漁場を抱えている長崎の漁業生産量は、北海道に次いで全国2位で、漁獲できる魚の種類は全国ナンバーワンです。

鎖国時代の江戸期には国内唯一の海外交易港を抱え、昔から外に開かれた海を持っていた長崎。歴史書(中世漁業に詳しい五島列島の武士・青方氏の青方文書)を紐解けば、中世の昔から、長崎の漁場では魚がいっぱい穫れていたといいます。

なぜ、長崎の海域に魚が集まってくるのか?それは、海流や多くの島々からなる地形が影響しているようです。

多くの離島を含む長崎の海岸線の長さは、北海道に次いで全国2位の4179キロに達し、全国の約12%に当たります。半島、湾、入江を形成し、変化に富んだ長崎の海域は、さまざまな海流が流れ込み、素晴らしい漁場をつくります。九州の西方を北上する対馬暖流のほか、韓国・済州島方面からの黄海冷水、九州他県(熊本、鹿児島など)からの沿岸水などが流入。多くの島々や複雑な海底地形によって、多くの魚が回遊する好漁場を形成しているのです。

だから、長崎には全国1位の300種以上といわれる魚が集まり、年間を通じておいしい鮮魚を味わえるのです。

東亜物産が取り扱う長崎県産の無添加煮干いりこは、こうした自然条件に恵まれた長崎の海が育んだうまさが詰まっています。